インナーマッスル物語
インナーマッスルはもっと日の目を見るべきだ
インナーマッスルは大事だと言われるようになってきましたが、なぜ大切かあまり知られていないように思います。その大切な理由をできるだけわかりやすくお伝えできたらと思います。
とある会社の営業マンOさん。このOさんはめちゃくちゃ仕事できるけど、ちょっと性格に難ありで・・・自分のことをすごく偉いと思っていて、仕事の成果は自分のもの、ミスは概ね人のせい。他の人の仕事が遅いとガミガミ怒ってしまいます。
あ、○○さんのことだって思った人もいるのではないでしょうか?大きな会社ならこのOさんみたいな社員が何人かいそうですよね。
ちょっと内気な社員Iさんは、仕事は丁寧で他の人が気づかないような仕事もよくこなします。しかし勢いあるOさんは、Iさんの丁寧な仕事は見えておらず、いつもガミガミ怒っています。本当は丁寧な仕事に支えられているとも知らずに・・・
Iさんはなんせ内気なもので、何も言い返せずに少しずつ疲弊してしまいます。次第に限界を迎え欠勤。その時Oさんは初めて気付くのです。Iさんがいないと何も仕事できないと・・・
何かありそうな話ではないでしょうか?
これ実は、肩関節周囲炎(通称:五十肩)の物語です。Oさんはみなさんご存知のアウターマッスルの上腕二頭筋、Iさんはあまり知られていない棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋などのインナーマッスル。
【インナーマッスルの働き】
▶︎関節の安定化
▶︎スムーズな関節運動の誘導
▶︎姿勢保持
インナーマッスル(Iさん)は目立たない存在ですが、なくてはならない働きをします。アウターマッスルがうまく働くように、姿勢を整え、関節を安定させ、関節運動の初動を誘導する。だから、これがうまく働かないと、関節やアウターマッスルに過剰な負荷がかかります。
結果、肩関節は炎症を起こし、上腕二頭筋は過剰に緊張する。物語風に話すと、Iさんが欠勤すると、Oさんは思いもよらない負荷がかかり、この部署は機能しなくなるという感じです。
アスリート、トレーニー、今から筋トレを始めようとしている皆様、Oさんばかりに期待していないでしょうか?Iさんは内気です。皆様の方から気にかけてください。
KEEL BODYWORK(キールボディーワーク)
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